先日のStarBurst DemoDay #3で見事優勝を果たしたMiddleField株式会社

同社CEOの中山氏に、観衆を引き込んだプレゼンの裏側について伺いました。

DEMO DAYへの準備

ーDEMO DAYに向けてどのようにプレゼン資料を準備されましたか?

準備に関しては7月くらいから資料を作り始めました。(※DemoDayは7月31日に開催)

まずは株主であるベストティーチャー創業者の宮地さんにひたすら資料を見てもらいフィードバックを頂きました。内容としてはクルマ好き以外にどう伝えるか、どうやって自分ごとにしてもらうか、ストーリーをどう伝えるかなど色々と意見をもらいました。

そこからひたすら資料をブラッシュアップしていくなかで、サイバーエージェントの波多江さんに資料を見てもらう機会があり、そこで波多江さんからスライドを一回忘れて文章で作ってみたら、というアドバイスを頂きました。そうはいってもスライドからでなく、話す文章からプレゼン資料を作ること自体、私にとって初めてでどういう手順で行ったら良いかわからず途方にくれていました。

そこで、AMATELUS JAPAN株式会社の松田さん(前回のDemoDay優勝者)にメッセージを送り協力を依頼することにしました。

前々日に急遽、松田さんに相談

松田さんからは、「文章ができたら送って下さい。その資料を元に私が自分で動画を撮って代読してみた映像を送るので確認してみて下さい。」という連絡が来ました。そこでDemoDay前々日(土曜日)に資料を送りました。

翌日(DemoDay前日)に松田さんから動画と返信が来ました。「時間がないし、直接会って話そう」

もう時間がないからとDemoDay前日に直接呼び出されて。 今から!?と思いながら向かいましたね。

他人から見る自社のプレゼンを体感。伝わり方を客観視

初めてそこで自分の会社のプレゼンテーションを客観的に見ることになる訳ですが、ここでようやく受け取り方にどう伝わっているかがわかりました。

松田さんからは「文章は読んで良い。」と言われました。すなわち自分の伝えたいことは文章にして、文章を読んでいないように見える話し方をした方が(噛んでしまうなど)リスクを最大限減らしながらプレゼンに臨めるということを教わりました。

※この方法で松田さんが行ったGear Change Day(StarBurstのメンタリングイベント)の模様はこちら:映像付!

ここから実際に文章を作ってみようということになりました。私と松田さんの二人で一から文章の構成を考えました。

具体的には・・・伝えたいことを分類して7個くらいの構成に分けて、書き出していきました。

-それは、箇条書きでなく一言一句ですか?

ええ。台本のように一言一句書いていくことで、ここでこういう伝え方をしなくてはならない故にこの表現を使おうというような修正が出来るからです。

そして、あくまでその台本の補助と成るスライドを作っていくことにしました。まさに前日でプレゼンの内容がガラリと変わってしまいました。

当日ピッチの1分前まで最終調整

-当日はどのようにピッチに臨みましたか?

当日も朝からその修正をしていました。宮地さんに資料を確認してもらい、資料の細かい論理の整合性が取れているかチェックしてもらっていました。

急遽資料を作り変えた所もあり、ここで論理の説明として筋が通るようになったのが非常に大きかったです。

-他の方が会場の椅子に座っている中、ギリギリまで控室でピッチ資料の最終調整を行っていたのが印象的でした。

直後に話す言葉ですら、控室で最後の最後までこれを言っても伝わらないかもというところを削っていく作業を行っていました。

そして本番に挑みました。

ピッチ本番で注意したポイント

-どんな点に注意をしてピッチを行いましたか?

本番で一番注意したのはゆっくり喋ることです。話すスピードが早いと伝わりづらいですし、噛む可能性があります。 ただ、DemoDayの前からプレゼン当日に話す練習はしていたので、その点については落ち着いてプレゼンを行なうことができましたね。

-スライドのストーリーを作る所で気をつけたポイントはありますか?

自分自身の話、例えば昔こういう失敗がありましたというような所を全てスライドのストーリーで話すことを心がけました。

DEMO DAY優勝後の反響について

-DemoDay優勝後、とても反響が大きかったと伺いました。その辺りをお聞かせ下さい。

なにより、既存株主が盛り上がってくれたことですね。丁度資金調達を含めて動き出すタイミングだったのですが、一気にVCを紹介してくれたりしました。

実際先週だけでも…… (カレンダーを数えながら)1週間だけでVCなど12-13社と面談することができました。

当日いらしていない方からも、メディア記事などを見て突然FacebookでVCから、友達申請が来て面談がセッティングしたりしました。

StarBurstにこれから応募したい起業家に向けて

-(記事公開時点で)StarBurst9月期の募集をしています。今後StarBurstへ応募を考えている起業家の皆さんへ一言頂けますでしょうか。

StarBurstは面白い領域の起業家が多いので、その領域を自分のサービスなりビジネスなりに活かすことを考えると良いと思います。これはまさに違うHardTechの領域ならではで、どの会社がどんな事業を行っているのか聞きながら、常にアンテナ張っておきどう自社のサービスに活かすことができるか考えると良いです。

また、起業家同士でコミュニケーションを取ると、こういった方法もあるのでは?と意見が次々に出てくるところが良いところですね。これは、HardTechと言う共通点こそあれど、お互いが全く関係ない領域でビジネスをしているからこそ、その辺りをざっくばらんに話せるコミュニティが出来ているように感じます。

他のイベントに行くことも多いですが、そうした場ではお互いのビジネスの紹介や確認のし合いが多くなってしまいがちです。しかしStarBurstはお互いのサービスを見比べて良い部分を吸収しようというレベルにまでは至るところが特徴ですね。

そういう面でStarBurstは面白いなと思います。

Link: MiddleField株式会社


中山さんインタビューにお答えいただきありがとうございました。

StarBurstは起業家コミュニティでありながら、参加起業家の自主・自立制を何より重んじるコミュニティとして運営されています。それゆえ、起業家同士の熱い議論や深いレベルでの情報交換まで積極的に行われています。StarBurstにご興味がある方はぜひご応募宜しくお願い致します。